講演会のお知らせ(9月13日(水))

更新日: 2017/08/14

日本ケルト学会との共催で以下のように講演会を開催いたします。
みなさま、どうぞふるってご参加下さい。

日 時:9月13日(水) 13:00~16:00
場 所:慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎2階中会議室
講演者:岡田尚文氏(学習院大学)
タイトル:「映画のなかのロビン・フッド—永遠の少年から初老のテロリストヘ—」

要 旨:ロビン・フッドを主人公とする映画は、1960年代までのハリウッドにおいて数多く製作され、剣劇映画の一大サブジャンルを形成するにいたった。これら作品は――中世のバラッドというよりは――近代文学(特に児童文学)を参照項に「永遠の少年」としてのロビン像を提供する。しかし1976年に公開された『ロビンとマリアン』(Robin and Marian)以降、映画のなかの英雄は、若さとイングランド王の後ろ盾とを失い、テロリストとしての性格を強めているように見える。そのような、映画史上のロビン・フッド像の変質とその背景について、また、そこに重ねて見出される中世文学的主題の取扱いの変遷について、映画研究の成果をもとに検討したい。

なお、資料準備の都合上、以下のフォームから参加の申し込みをお願い致します。

参加申込フォーム

研究助成委員会委員長
小路 邦子